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訪中報告


年初から訪中し、北京にて「第四回日中関係シンポジウム」に参加した。

このシンポジウムは世界平和研究所(日本)と中国外交学会が主催しているもので、毎年日中で交互に開催されている。

参加者は日本から大河原元駐米大使、国会議員2名(私と西村康稔代議士:自民党)、大学教授•ジャーナリストが5名、そして丹羽駐中国大使。中国からは唐家璇元外交部長、李肇星外交学会名誉会長(元外交部長)、大学教授らが出席した。

本来は昨年秋に開催予定だったこのシンポジウムだが、尖閣漁船衝突事件で延期されたこともあり、日中双方が尖閣諸島の領有権や東シナ海ガス田の開発を巡り、丁々発止の議論を堂々と行う実に充実したものとなった。私も「両国における国民相互理解への取り組み」のセッションで基調報告を行うと同時に、中国側から提起された新防衛大綱に関する質疑に答えるなど、真摯な議論に努めた。

それにしても痛感したのは、政治体制が異なる両国間の相互理解は容易でないということだ。

例えばある日本人参加者が「日本では政治家がマスコミ論調をコントロールすることなどできない、といくら言っても、相当の日本通である中国人にさせ充分理解してもらえない」と語っていたが、シンポジウムでの中国側参加者の発言にはそうした形跡が垣間見えた。また戦略的であることにかけては人後に落ちない中国人らしく、日本政府の外交政策が極めて戦略的に考察されているはずだという美しい誤解?もあった。

建設的提案をしつつ中国社会の矛盾を丁寧に質すと、的を得た指摘には彼らも反論しない。「引っ越しができない隣人同士」という言葉が双方から何度か出たが、日本の主権を毅然と守り、同時に摩擦をできるだけ緩和する努力を払うためにも、たびたび訪中し相互の理解を深めていきたいと思う。

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