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国会質問レポート

Report

2019.3.28 財政金融委員会 質疑


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https://www.youtube.com/watch?v=Pdh5U3Rseso

 

【議事録】

○おはようございます。よろしくお願いします。
今日は、関税法の改正についてまずお尋ねをいたします。
最初に、暫定税率の件でお尋ねをしたいんですが、答弁は参考人で結構ですので。
この暫定税率の設定期間の長期化というのが、これは大体例年議論されるわけですけれども、暫定税率は政策上の必要性から一年ごとに見直しをされています。今回の改正案で延長される、四百十一品目あるわけですが、このうち百八十一品目が現行の税率で二十年以上延長され続けているというふうに聞いております。
この事実は間違いないかどうか、まずお尋ねします。百八十一品目というのは間違いないでしょうか。

○政府参考人(中江元哉君) お答えします。
御指摘のとおりでございます。

○風間直樹君 この延長の理由を財務省の資料で見ますと、国内産業保護等の観点から関税率、つまり基本税率が設定される中、消費者利益の確保、国際約束の履行等の観点との調整を図るべく、暫定的特例として暫定税率及びそれに伴う諸制度が設けられていると、暫定的特例として設けられていると。
しかし、それが、百八十一品目に関しては二十年以上延長されているということなんですが、これはどうしてなんでしょう。消費者利益の確保、国際約束の履行等の観点との調整と書いてありますが、ちょっとこの辺、具体的に教えていただけますか。品目の例を挙げていただいても結構ですので。

○国務大臣(麻生太郎君) 適用期限が延長されているお手元の書類、この書類をそちらもお持ちなんだと思いますけれども、年度改正に当たって基本税率にするとかいう話なんというのは、総じてこれ農産物が多いのは御存じのとおりだと思いますので、トウモロコシとか麦芽とかいうのに関しましては、これは一定数量以内の輸入には低い税率というのを適用している。そして、需要者利益の確保というのを図ると同時に、その数量を超える輸入につきましてはこれは高い税率を適用して国内生産者の方を守る、保護をするというのを図っておりますので、関税割当て制度の対象として低い税率を暫定税率によって設定しているのと高いのと、そこのところの違いで、そこの数量を低く設定しております分の余った分に関しては、どうしてもそこは、暫定税率というので、基本税率にするとそこのところはいろいろまた別の問題が惹起されるということだと思っております。

○風間直樹君 今の大臣の御答弁を私なりに要約すると、要するに、国内産業保護の観点から、一定数量以上の例えば農産物が輸入品として入ってくる場合、数量を超えた部分については高い関税を掛けると、こういうことでよろしいでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君) 基本的にそういうことであります。

○風間直樹君 分かりました。ありがとうございます。
そうしましたら、一応確認しておきますが、農産物以外でこの百八十一品目というのは例えば具体的にどんなものがあるんでしょうか。

○政府参考人(中江元哉君) ちょっと全て網羅はできていないんですが、例えば、紙巻きたばこであれば三十年を超えていたと思います。

○風間直樹君 もうこれ、紙巻きたばこといえばこれは麻生大臣の御専門でいらっしゃいますので、大臣、この紙巻きたばこ、いわゆる葉巻というやつだと思うんですけれども、私吸わないのでよく分からないんですが、これはどうしてこの暫定税率で二十年以上続けているんでしょうか。

○政府参考人(中江元哉君) ちょっと突然のお尋ねで必ずしもはっきりあれなんですが、これ、国際的な交渉、特にアメリカですね、そういう交渉での経緯でこういうふうになってそれが続いているという、そういうことだったと記憶しております。

○風間直樹君 よく分からない答弁なんですけれども、局長、これ通告していますので、きちっと答弁いただけるように準備をしていただきたいんですが、またそれは追って確認をいたします。
紙巻きたばこにせよ、先ほどの麦だとかそういったものにせよ、工業製品ではないですよね。この百八十一品目の中に工業製品に、あるいはそれに類するものというのはあるんでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君) 昨年の改正で銅、鉛、亜鉛の地金をこれ基本税率化していまして、その前の年は発泡酒とかそれから蒸留酒とかいうものに関しましてもこれは基本税率化しておりますので、そういったものがあるんだと存じますが。

○風間直樹君 分かりました。ちょっと事務方の御答弁聞く限りでもまだよく分からない部分がありますが、ちょっと時間の関係がありますので、また追ってここはお尋ねするとして、次の質問に移りたいと思います。
次は、国際観光旅客税の使途についてお尋ねをしたいと思います。
これは鳴り物入りで導入された税でして、たしか昨年の秋頃でしたでしょうか、この委員会でも法案審議をいたしました。
それで、今日お尋ねするのは、この旅客税が使われている中のうち、旅行環境整備のために使いますという説明が法案審議のときにあったんですけれども、導入から少し時間がたちましたので、今現在、旅行環境整備にこの税を使っているその具体例について幾つか教えていただけますでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君) 国際観光旅客税を充当する事業ですけれども、これは日本で、幾つか決められておりますけれども、三つの分野ということで、まず快適に旅行できる環境の整備、それから日本の魅力に関する情報入手というものを容易化すること、そして地域固有の文化、自然等々、観光資源の整備等による地域での体験滞在の満足度の向上等々、三つの分野に限定をするということが国際観光振興法とか関係閣僚会議で決定された基本方針で定められております。
その上で、平成三十一年度の予算におきましては、こうした方針に基づいて、国際観光旅客税の税収を大体五百億円ぐらいだと見込んだ上で、出入国管理におけます顔認証ゲートやら、また税関における電子申告ゲート等々を用いた出入国手続の高度化、それから無料WiFi等々、多言語案内といった受入れ環境の整備、そして文化財や国立公園を活用した観光コンテンツの拡充などに充てることによって、二〇二〇年度の訪日外国人旅客数約四千万人というのを見込んだ上で、その目標に向けた取組を加速することといたしておりまして、財務省等々におきましては、電子申告ゲートの整備で三十億円等々が配分されております。

○風間直樹君 これ事務方で結構なんですけど、ストレスフリーで快適に旅行できる環境の整備のために使うと。今大臣答弁されたように、例えば空港におけるそういった設備ですとか、具体的な事例でこの税を充てているものがあると思うんですが、ちょっと事務方からその辺御答弁いただけますか。

○政府参考人(中江元哉君) お答え申し上げます。
例えば、税関におきましては、円滑な入国を図るために、この税を活用いたしまして空港の税関検査場に電子申告ゲートを配備することとしておりますが、これを導入することで、旅客はスマートフォンのアプリを活用して事前に税関への申告項目を登録する、そうすると、手荷物の受取の待ち時間を利用して電子的な申告が行えるようになる、さらに、検査等を要しない旅客については、この電子申告ゲートにより迅速な通過が可能になるというようなことがあろうかと思います。
また、ほかの高性能な検査機器の導入というのもございまして、例えばボディースキャナーですとか蛍光のエックス線分析計等々がございますが、これらにつきましては、身辺、体に接触することなく検査が可能でありますし、お土産等の検査の際に開披することなく短時間の検査が可能になるというような利点が考えられております。

○風間直樹君 最近、私、海外出張などから帰国するときに空港で気付くんですけれども、成田とか、あと羽田ですね、入国審査、今までほとんど列に並んでパスポートのチェックを受けるというのが通常だったんですけれども、どうもここ最近、特にその自動化ゲートが増えているように感じます。あれもこの税を使った一例というふうに理解してよろしいんでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君) 正確ではありませんけれども、今回のこの法律がやる前からあれは結構スタートをさせていただいておりますので。
いわゆる税関のところに長い行列というのは、外国人パスポート、日本人パスポートは分けて、一応、例えば羽田とか成田とかはそうなっておりますけれども、その中で、顔認証ゲートというのはそれほどまだいろいろやらせていただいているわけではないと思いますけれども、機械によります検査、いわゆる麻薬とかそういったものを含めまして、金属探知機等々いろいろありますけれども、そういったものに関しては、これは結構前から少しずつやらさせていただいておったものが少しずつ普及しているのであって、このところ急激にそれが増えてきておりますので、ちょっと私どもとしてはその対応に追われておりますので、検査機器を今後増やしていこうというので、今、空港八つか九つか、それを主に使われる成田とか羽田とか福岡とか大阪とかいうところでこれ数は増えているはずだと思いますので、その一連の関係で少し増えてきた中で昔より窓口の数が増えておるというのが、今風間先生が言われた結果なんだと思っておりまして、この税によってやっているというわけではないと思っております。

○風間直樹君 分かりました。ありがとうございます。
ちょっと余談ですけど、私、帰国して入国審査の自動化のゲートを利用しようとすると、いつも駄目なんですね、はねられちゃいまして。まあ、不審人物ということではないと自分では思っているんですけれども。
多分、私の理解では、パスポートを複数持っていますので、いわゆる一般旅券、普通のパスポートと公用と持っていますので、多分ここにいらっしゃる先生方も、まあ大臣は余りああいうゲートを利用されることはないと思いますが、複数のパスポートを持っている人はあれ使えないのかなと、ちょっと余談ですが、そんなことを感じています。
それから次に、同じ国際観光旅客税につきまして、これ、その使い道については第三者機関を設けてしっかりチェックをさせるという御説明があって法案が可決されました。無駄遣いを防止し、使途の透明性を確保する仕組みとして、行政事業レビューを最大限活用し、第三者の視点から適切なPDCAサイクルの循環を図ると説明資料には書かれています。
この第三者チェック体制の詳細について御説明をいただけますでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君) 国際観光旅客税をいわゆる充当する事業につきましては、これ、今の国際観光振興法の快適な旅行環境整備など三つの分野に使途を限定すると同時に、受益と負担の関係から負担者の納得が得られ、かつ先進性や費用対効果が高い取組に充当することなどを基本とする旨がこれ規定をされております。
したがいまして、そうした規定を踏まえまして、毎年度の予算編成で、これは民間有識者の意見も踏まえつつ中身をしっかり精査させていただくと同時に、これはいわゆる行政事業レビューとか政策評価等を活用して、これは第三者の視点から適切ないわゆるPDCAを行うことなどによってきちんとした対応をさせていただきたいと思って、まだこれ事業が始まっておりませんので、私どもとしてはそういう対応でやらせていただきたいと思っております。

○風間直樹君 済みません、大臣、事業が始まっていないというのはどういうことなんでしょうか。この第三者チェック体制がまだ稼働していないという、動いていないということですか。

○国務大臣(麻生太郎君) いや、これ一月七日からスタートしておりますので、一応始まったばっかりなので、まだ一月のちょっと四月なものですから今申し上げたような答えを申し上げましたんですが、少なくとも概算決定までの間に観光戦略実行推進タスクフォースとか観光戦略実行推進会議等々において民間有識者の御意見等々を聴取させていただいております。

○風間直樹君 これ事務方でいいんですけれども、この第三者のチェック機関というのがちょっと実態、イメージがつかみにくいもので、例えば、その名称はこういう名前にしていますとか、メンバーにはこういう方がいますとか、大体どれぐらいの頻度でチェックの会合を開いていますとか、そういったことをちょっと御答弁いただけますか。

○政府参考人(中江元哉君) 済みません、ちょっと直接の担当ではないんですけれども、一部いただいておりますのでお答え申し上げると、観光戦略実行推進タスクフォースですとかあるいは観光戦略実行推進会議におきまして、民間有識者からの御意見も踏まえつつ検討を行い予算を編成する旨のことが示されているわけでございまして、こういうタスクフォースはこれまで二十一回開催されていろいろ有識者を含めて議論が行われてきたというふうに承知しておりますが、これらの会議における民間有識者の御意見を踏まえつつ予算編成を行いましたので、今後とも、今のような御提言を踏まえて適切に対応していくということだと思います。

○風間直樹君 分かりました。
詳細はまた追って質疑させていただきますが、いずれにしても、これ、鳴り物入りで様々な賛否がある中で可決された税金ですので、その使途については第三者のチェック機関にお任せするだけでなく当委員会でもしっかり今後チェックをしていきたいと思います。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。

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