前参議院議員 風間直樹 公式ホームページ

国会質問レポート

Report

2019.5.13 決算委員会 質疑


【You Tube リンク】

https://www.youtube.com/watch?v=Ov5ml_xZ_8w

 

【議事録】

○よろしくお願いいたします。
今日は、会計検査院に質問をいたします。五、六年前から毎年この決算委員会でやらせていただいている質問です。
配付資料を三枚お配りしてありますが、最初の一枚目、国家公務員法百六条の二十五第一項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告、平成三十年一月一日から同年十二月三十一日分を今日は質問の対象とします。
これは何かを簡単に言いますと、御案内のとおり、現在、国家公務員の再就職に関しては、中央官庁等の口利きによる再就職が禁止をされています。これは、今から十年ぐらい前ですかね、法改正になってそうなりました。それで、ただ、禁止はされているにもかかわらず、おととしでしたでしょうか、文科省で発覚をしましたように、役所の口利きによって大学に再就職をしていたというケースがあったわけです。キャリアの方もノンキャリアの方も口利きで再就職をしていた。こういうことが起きないように国会でチェックをしなきゃいけない。このチェックの一つの材料、判断データとして、毎年内閣官房が、各省庁の退職者がその後どこに、いつ、どういう役職で再就職をしたかを取りまとめまして、その結果を総務省のホームページに記載をする形で公表しています。
私の事務所では、毎年この決算委員会の時期になりますと、事務所の者がこの総務省のホームページを全部見まして、そこから、会計検査院を退職された方、今回のデータでは、平成三十年の三月末と平成二十九年の三月末、二年間にわたって、退職した方がその後どこに再就職をしたか、これをまとめて今日お配りの配付資料にしているということです。
私がこの質疑を始めたきっかけというのは、かつてこの委員会でも何度かお話をしていますけれども、五、六年前に我が耳を疑うような話を聞いたことがきっかけです。どういう話だったかというと、会計検査院の退職者が、会計検査院在職中に様々な役所に対して検査をするわけですね。自分が退職するときに、その役所の口利きで役所が所管をしている公的団体あるいは民間法人に再就職をさせてもらっているという話を聞いたのがきっかけです。
私は、まさかそんなことがあるはずはないだろうと思って、最初は御冗談をという対応をしたんですけれども、いや、風間さん、実はこういう話もあるんですよと聞かされたのが、かつて国の内部統制機関のトップをお務めになった方々がこの問題に関する非常に内密的な会話も、こういう会話も交わされたことがあるんだという話を聞きまして、ああ、これはどうやら笑って済ませる話じゃないんだということを感じ、そしてこの質疑を始めました。多分、今日この委員会でやるのが六回目か七回目の同種の質疑になると思います。
今日は、検査院長がさきの河戸院長から交代をされまして、この場で質問をさせていただくのはこの問題では初めてかもしれません。以前、検査官をお務めのときに一度この問題で所感を伺ったことがありますが、今日はそういった趣旨で質問をいたします。
それで、まず資料の一枚目について個別の確認をしたいと思います。
この配付資料は、先立って会計検査院の事務方に手渡しをしました。そして、検査院長によくしっかり答弁いただけるように準備をしておいてくださいとお願い済みであります。
資料は、それぞれ退職者のお名前欄には黒塗りをしています。個人情報になりますので、お名前を出すのはいささか不都合があるだろうと思ってそうしました。名前の欄の左側に番号が振っております。御覧のとおり、一番から十四番まであります。このうち、重複している方が複数いらっしゃいます。四番と五番の方は同一人物、六番と七番も同一人物、八番と九番、十番と十一番がそれぞれ同一の人物であります。つまり、四人の方が重複をしているということです。どういうことかというと、四人の方が複数の再就職先で職を得ているということであります。
ちょっと私がこの中の表で気になった方から数人まずお尋ねをしたいと思うんですけれども、離職時の官職というところを皆さん御覧いただきますと、お気付きのとおり、退職時の年齢は皆さん六十歳で一緒なんですが、この退職時の役職については、キャリアの方とそれからノンキャリアの方というのが大体一目瞭然でお分かりいただけるだろうと思います。
その中で、三番の方、離職時の官職が会計検査院の第五局長ということで、この方は恐らくキャリアだろうと思います。平成二十九年十二月末日に検査院を退職され、平成三十年の四月一日に岩手県庁に代表監査委員という形で再就職をされています。
検査院にお尋ねしますが、この方の再就職に関しては何らかの紹介やら口利きがあったんでしょうか。

○会計検査院長(柳麻理君) お答えいたします。
地方公共団体等に再就職する場合は、国家公務員法第百六条の二の規定等による再就職あっせんの禁止の適用の対象から除外されております。
本件は、岩手県から同県の監査委員として適当な人材の有無について本院に問合せがあったことから、これに協力して情報提供したものでございます。人選は岩手県において行われ、県議会の同意を得て選任されたものと承知しております。

○風間直樹君 ありがとうございます。
この質疑では、私、比較的淡々と一人一人の退職者についてお尋ねをしていきます。
かつて、この委員会で同様の淡々とした質疑をしていましたら、この質疑にどういう意味があるのかという場内発言が出たことがありますので、あらかじめ今日御臨席の先生方に御紹介しておきますと、まず国会として一つ一つを事務的に確認することが私は会計検査院を始めとする各役所に対する非常に強いチェックになると考えております。そのため淡々とやらせていただいています。
次にお尋ねします。
これ念のためですが、四番と五番の方、離職時の官職が検査院事務総長官房審議官、恐らくこの方もキャリアだろうと思います。再就職先の業務案内が弁護士業、そしてその地位が弁護士ということなので、恐らくこの四、五の方は弁護士の資格を持っていらっしゃる方だと思うんですが、念のため伺います。この方に関しては、再就職に当たって検査院その他の役所による紹介というのはあったんでしょうか。

○説明員(宮内和洋君) 個別の事項でございますので、事務局から御説明させていただきます。
四番、五番でございますが、この者、なお、キャリアではございません、ノンキャリアでございます。それから、法曹資格を持っております。
お尋ねの経緯でございますが、当該元職員につきましては、国家公務員法第百六条の二十三の規定等に基づく本人からの届出によりますれば、届出事項は、氏名、離職時の官職、再就職先の名称等とされておりまして、再就職の詳細な経緯は届出事項とされておりませんことから、再就職の詳細な経緯については本院は承知しておりません。
会計検査院におきましては、届出内容を確認することに加え、届出者本人から、当該再就職に関し、再就職活動を始めた時期や国家公務員法第百六条の二の規定に違反した事実の有無について確認するなどしており、その結果、国家公務員法等に違反する事態ではないと理解しております。
以上でございます。

○風間直樹君 続けてお尋ねします。
六番、七番、この方も同一人物ですが、離職時の官職が検査院の第二局監理官付業績検査計画官と。恐らくノンキャリでいらっしゃるのかなという感じがしますけれども、再就職先が、一つはパブリックコンサルタント株式会社専務取締役、もう一つが安田建設株式会社、同じく専務執行役員ということです。
私が今まで見てきたケースでは、ノンキャリなのかキャリアなのか分かりませんが、仮にノンキャリアだとこの方がすると、複数の再就職先で職を得られるというのは極めて珍しいケースかなと思うんですが、このケースでは各省庁ないし会計検査院からの紹介、口利きといったことはあったんでしょうか。

○説明員(宮内和洋君) 六番、七番についてお答え申し上げます。
なお、この職員はキャリアでございます。
六番、七番、いずれにつきましても、先ほど申し上げましたとおり、国家公務員法百六条の二十四の規定等に基づく本人からの届出によれば、届出事項は、氏名、離職時の官職、再就職先の名称等とされておりまして、再就職の詳細な経緯は届出事項とされておりませんことから、再就職の詳細な経緯については本院は承知しておりません。
会計検査院におきましては、届出内容を確認することに加え、届出者本人から、この二つの再就職に関し、再就職活動を始めた時期や国家公務員法第百六条の二の規定に違反した事実の有無について確認するなどしており、その結果、国家公務員法等に違反する事態ではないと理解しているところでございます。

○風間直樹君 毎年同じ質問をし、大体毎年同じ答えをいただくということで、非常にインターネット等で御覧の国民の皆さんも、何か単調な質疑を風間はやっておるなと思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、こうした質疑が後になって実は非常に大きな意味を発揮するケースがあるわけでして、例えば一昨年の文部科学省で発覚した口利きによる天下りのケース。もしあのケースで、あれが発覚するに先立って同種の質疑が文科委員会なりで行われていたとすれば、そのとき文科省がどういう答弁をしたのか、その答弁が後になって実は国会に対する虚偽答弁だったという可能性もあのケースでは出てきたかもしれないということでありますので、淡々とやらせていただいています。
次の方についてお尋ねします。
八番と九番、同一人物ですが、離職時の官職が検査院第五局上席調査官、キャリアなのかノンキャリアなのかを伺います。同時に、再就職先が、学校法人日本医科大学監査室室長、そしてもう一つ、株式会社医大サービス監査役、この方に対しては、再就職に当たって役所ないし会計検査院からの紹介や口利きはあったんでしょうか。

○説明員(宮内和洋君) お答え申し上げます。
八番、九番でございますが、当該元職員はノンキャリアでございます。
そして、再就職の経緯についてでございますが、国家公務員法第百六条の二十四の規定に基づく届出事項は、氏名、離職時の官職、再就職先の名称等とされておりまして、再就職の詳細な経緯は届出事項とされておりませんことから、再就職の詳細な経緯について本院は承知しておりませんが、本院におきましては、届出内容を確認することに加え、届出者本人からこの二件の再就職に関し、再就職活動を始めた時期や国家公務員法第百六条の二の規定に違反した事実の有無について確認するなどしており、その結果、国家公務員法等に違反する事態ではないと理解しているところでございます。

○風間直樹君 ありがとうございます。
次の方ですが、十番と十一番、同一人物です。最終官職が検査院第一局司法検査課長、キャリアかノンキャリアかをお尋ねします。その上で、再就職先が共和コンクリート工業株式会社で、この方は同じこの会社の中で顧問という役職と常務という役職、二つを得ていらっしゃいます。この方の再就職は、官庁ないし会計検査院の紹介あるいは口利きによるものでしょうか。

○説明員(宮内和洋君) お答えいたします。
十番、十一番についてでございますが、この元職員はノンキャリアでございます。
それから、二つの役職ということでございましたが、これは一旦顧問として再就職した後に社内においてポストの変更があったものというふうに理解しているところでございます。
再就職の経緯でございますが、国家公務員法の規定に基づく届出事項が氏名、離職時の官職、再就職先の名称等とされておりまして、再就職の詳細な経緯は届出事項とされておりませんことから、再就職の詳細な経緯については本院は承知しておりませんが、本院におきましては、届出内容を確認することに加え、届出者本人から、当該再就職に関し、再就職活動を始めた時期や国家公務員法第百六条の二の規定に違反した事実の有無について確認するなどしており、その結果、国家公務員法等に違反する事態ではないと理解しているところでございます。

○風間直樹君 ありがとうございます。
では、次の方、十二番の方、最終官職が検査院の事務総長でいらっしゃいます。キャリアですね。再就職先が株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、役職が常勤監査役ということで、ちょっとこれは、この会社名、エヌ・ティ・ティ・データという会社なんですが、過去にも、私の記憶では検査院のキャリアの方が再就職、別の方がしていた記憶がございます。数年前、本会議でもお尋ねしましたが、検査院の再就職者に関しては、複数の方が同一先、いろんな例えば学校法人だったり民間企業だったり、同一先に複数の方が再就職されるケースがあるもので、もしかしたら検査院の指定ポストがあるのかなという認識も私は持っているところでありますが、ちょっとそのことも併せてお尋ねをします。
この方、キャリアだと思いますけれども、再就職に当たっては省庁ないし検査院の紹介あるいは口利きがあったか、そして、このエヌ・ティ・ティ・データに過去も会計検査院からキャリア、ノンキャリアの方が再就職をしているのではないか、以上お尋ねします。

○説明員(宮内和洋君) お答え申し上げます。
当該元職員、キャリアでございますが、国家公務員法の規定に基づく届出事項が氏名、離職時の官職、再就職先の名称等とされておりまして、再就職の詳細な経緯は届出事項とされておりませんことから、再就職の詳細な経緯については本院は承知しておりませんが、届出内容を確認することに加え、届出者本人から、当該再就職に関し、再就職活動を始めた時期や国家公務員法第百六条の二の規定に違反した事実の有無について確認するなどしており、その結果、国家公務員法等に違反する事態ではないと理解しているところでございます。
それからまた、同社に過去にも再就職があったのではないかというお尋ねでございますが、国家公務員法の規定による届出等により把握しているところでは、当該再就職先についてはこれまで同人以外の元職員が再就職しているケースは承知していないところでございます。

○風間直樹君 次にお尋ねします。
最後、十四番ですが、最終官職は検査院事務総長官房審議官ですね。キャリアの方かノンキャリアの方か。そして、再就職先が神奈川県臨海鉄道株式会社、監査役として再就職をされています。この再就職に際しては省庁の紹介、検査院の紹介ないし口利きがあったのかどうか、お尋ねします。

○説明員(宮内和洋君) お答え申し上げます。
当該元職員はキャリアでございます。
再就職の経緯についてでございますが、国家公務員法の規定に基づく届出事項が氏名、離職時の官職、再就職先の名称等とされておりまして、再就職の詳細な経緯は届出事項とされておりませんことから、再就職の詳細な経緯については本院は承知しておりませんが、会計検査院におきましては、届出内容を確認することに加え、届出者本人から、当該再就職に関し、再就職活動を始めた時期や国家公務員法第百六条の二の規定に違反した事実の有無について確認するなどしており、その結果、国家公務員法等に違反する事態ではないと理解しているところでございます。

○風間直樹君 ありがとうございます。
配付資料の二枚目、三枚目についてお尋ねします。
これも毎年この委員会でお尋ねしている内容でして、毎年、検査院が決算検査報告書という非常に分厚い、電話帳のような報告書を出しています。各議員のお部屋にもこれ毎年来るわけですけれども、その報告書を一枚一枚めくりまして、省庁別の個別の検査結果を私の事務所で調査いたしました。その結果取りまとめたのがこの表です。
どういう見方をするかといいますと、まず左に法人・団体名が載っております。その次に検査院決算検査報告書(年度)という欄がありますが、これは、例えば一番上の新エネルギー・産業技術総合開発機構でしたら、調べた過去十二年度分ですかね、平成十八年から平成二十九年度分のこの決算検査報告書の中に、この機構が、これ毎年何らかの問題があって指摘、掲載をされているということであります。所管省庁が経産省と資源エネルギー庁。その右側に三名という数字がありますが、これは平成十八年度から二十九年度までに検査院のOBが合計何人ここに再就職をしたかという人数です。その右側の年月日、これはその三人がここに再就職をした年月日、一番上でしたら平成二十五年四月一日、そしてお二人目が平成二十七年十月一日、三人目が平成二十九年四月一日ということであります。
ざっと法人、団体名が一番から十四番まで並んでおりまして、その中に、毎年この十八年度から二十九年度まで登場する団体が三つあります。今の新エネルギー・産業技術総合開発機構、そして三番目の科学技術振興機構、そして九番目の東京地下鉄ということなんですね。
時間の都合もありますので、今日はこの三つの法人、団体についてお尋ねをします。
これら、毎年検査院自身の検査報告書の中で国費の使い方に関してこの三団体については毎年問題がありますよと指摘されている団体なんですが、そこに検査院から再就職をしている方がいらっしゃると。新エネルギー・産業技術総合開発機構の場合は三名、科学技術振興機構の場合は二名、そして九番目、東京地下鉄の場合は二名ということなんですが、これ、ちょっと検査院長に直接お尋ねしますけれども、これ問題ないんでしょうかね。
といいますのは、検査院が決算検査報告書の中で、例えば三番目にしましょうか、科学技術振興機構には国費の使い方に関してこういう問題がありますよと指摘をした、その中で、平成十八年から平成二十九年度まで毎年指摘をしているんだけれども、平成二十一年四月と平成二十六年四月、お一人ずつここに再就職をしている方がいると。
これ、どうなのかなと。検査院が問題を指摘している団体ですから、そこに誰か検査院のOBが再就職をするということは何らかの利害関係を疑われかねないケースだと思うんですが、その辺、院長、どんなふうにお考えでしょうか。

○会計検査院長(柳麻理君) 会計検査院の職員は一般職の国家公務員として国家公務員法の適用を受けており、会計検査院としては、当然のことでありますが、職員の再就職について、この国家公務員法の退職管理の諸規定を遵守し、職員の営利企業等への再就職あっせんは一切行っておりません。
国家公務員法では職員であった者が利害関係企業等に再就職すること自体を規制していないこと、元職員の職業選択の自由を制限するおそれがあることから、会計検査院として、国家公務員法の規制を遵守した上で検査対象の団体等に再就職することをやめさせることは難しいと考えております。
会計検査院は、元職員が在籍する検査対象の団体等であっても厳正な検査を実施して、不適切な事態があれば指摘をして検査報告に掲記しているところであり、検査に影響を及ぼすことはございません。委員も御承知のとおり、会計検査院の検査活動は非常に事務総局において厳正に行われており、さらに、検査官会議で更なる審議を行って、厳正に検査を行っているところであります。
会計検査院としては、今後とも厳正な検査を実施していくことが極めて重要と認識しておりまして、国家公務員法を遵守することはもちろんのこと、検査に影響を及ぼすようなことや国民の信頼を損なうことがないよう、引き続き努力してまいります。

○風間直樹君 私、常任委員会は財政金融委員会に所属していまして、ここ数年、森友問題、加計問題、随分やりました。
たしか昨年度の検査院の決算検査報告に対して、決算委員会での昨年度の質疑の最終盤に、決算委員会から、参議院から会計検査院に対して叱責をしたんですね。非常に厳しい叱責でした。要するに、森友問題で検査院が参議院が要請した検査内容をしっかりと果たさなかったという趣旨の叱責をした。私も委員会室でこの叱責を読み上げる決算委員会のある委員の方のお話を聞いていましたけれども、私自身、背筋がおのずと正されるほど非常に厳しい内容でした。
つまり、あの森友での叱責に表れているように、今院長おっしゃったとおり、検査院というのはやはり真面目な職員が大勢いらっしゃって、特に現場の職員ほど、もう税金の使い方に不公正があってはならないという使命感を持って日常非常に努力をしていただいている、私はそのことに大変深い敬意と感謝の気持ちを持っています。ただ、上部に行くとやはり各役所との付き合いが出てくることも、これは間違いないんですね。
例えば、その付き合いの一端は、検査院に対して財務省から主要ポストに出向者が来ていますね。これも付き合いの一つだろうと思います、必要な付き合いかもしれませんが。ですので、そういう付き合いの中で様々なしがらみが生じる可能性もあるから、こうした質疑を今日この場でしております。
院長、あれですか、これ今、国家公務員法では検査院の決算検査報告で問題を指摘した団体に対して検査院の職員が再就職することは禁じられていないのでということをおっしゃいましたけれども、私はそれは非常にちょっと問題発言かなと思って今聞いていたんですけれども、検査官会議で今御答弁されたことが話し合われたことがあるんでしょうか。つまり、こうした検査院自身が決算検査報告でこの団体に対する公費の使い方には問題があるねと言ったところに当の検査院の職員が再就職している、この問題に関して話し合われたことはあるんでしょうか。

○会計検査院長(柳麻理君) 委員御指摘の点は、会計検査院の中でも非常に厳正に受け止めております。森友の問題等でも、改ざんの文書等で非常に検査活動に支障が起こったこと等についても厳しく反省をしているところであります。
そして、検査官会議では、事務総局が何重にも審議を行ったことを踏まえて、それぞれの案件についていろいろなことを質疑を行い、そしてその所見が適正であるかどうかについて厳格に審議をしているところであります。
もちろん、国民の信頼の上に会計検査というものを厳正に行わなければならないということは上層部であっても非常に厳しく受け止めているところであり、いろいろな御批判に対しても真摯に受け止めているところであります。
今後とも、検査を厳正に国民の目線に立って行っていくということを努めてまいりたいと考えております。

○風間直樹君 財政金融委員会で見ていまして、財務省と会計検査院の関係というのは非常に難しいんだなと感じました。
つまり、財務省も検査院も同格なんですよ。どちらが上じゃない。財務省に対して国会は上ですね、国権の最高機関ですから。ただ、検査院は、内部統制機関といえども各役所と同格の立場であります。同格の立場の組織が同格の立場の役所に対してチェックをすることは、これ容易ではありません。
私は、会計検査院に関しては、国会に組織を移した上で会計業務を始めとする行政監視に当たらせるべきだという考えを持っていますので、そのことを提案し、質疑を終わります。
ありがとうございました。

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ