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定額給付金 両院協議会による議論を考える(1)
2009年1月26日 (月) 23:59
26日の国会は、二次補正予算案を議論する両院協議会を巡り激動した。
午前10時、本会議(第一ラウンド)。二次補正民主党修正案を可決、政府案を否決。
午後3時20分、本会議(第二ラウンド)。両院の議決が異なるため、両院協議会を設置することを決め、議長が協議委員10名を指名。
この後両院協議会が開催されるも会議終了の見通しが立たず、協議委員を除く衆参両院議員は結果の報告を受けるため本会議開催をただひたすら待つこととなった。
こうした時、国対副委員長の仕事のひとつは、協議会の進行状況や本会議の開催見通しといった情報を収集し、同僚議員に連絡すること。第三ラウンドの本会議開会が何時頃になるのか。禁足(国会付近での待機が義務付けられること)はいつ解けるのか。この任に当たるため院内で情報収集を行ったのだが、ここでは報道された情報を元に両院協議会の意味を考えてみたい。
まず、今回の経緯を時系列でまとめると次の通りだ。
1/23(金)
「予算案徹底審議のため、両院協議会を活用すべき」との小沢代表発言が報道される
1/24(土)午後
衆院民主党幹部より参院民主党幹部に対し、両院協議会を形骸化させず、定額給付金に反対する民意を協議会での議論を通して院の意思に反映することはできないだろうか、と相談がある
1/25(日)
相談を受けた参院幹部は早朝より他の幹部と協議。憲法、国会法などの両院協議会に関する規定と先例に基づき、二次補正予算案について協議会が議論すべき内容を詰める。委員を厳選して協議会に臨み、過去の形骸化した協議会への反省に立って実質的な討議を行うことを確認。夜、都内ホテルに衆参の幹部3名が集まり、委員案の確認と委員長人事の相談、衆参民主党の連携などを話し合う。
1/26(月)
12時半 民主党参議院議員総会。輿石会長が協議会で実質的議論を行うことを宣言
13時 本会議開会
14時 民主党 協議委員の打ち合わせ
15時20分 本会議開会 協議会請求報告 協議委員を議長が指名
参議院の委員は池口修次、石井一、小川勝也、北澤俊美、自見庄三郎、西岡武夫、福山哲郎、峰崎直樹、簗瀬進、近藤正道の各氏(「第二号案件」の委員。「機第二号案件」では池口氏が共産党の大門実紀史氏と交代)
16時 両院正副議長打合会
参院は北澤俊美、石井一、衆院は衛藤征士郎、鈴木恒夫。
「協議会の議事録を取り、公開するか否か」が議論となる。
19時まで議論が続きその間協議会には入れず。
衛藤、鈴木氏は二度に亘って党に議論を持ち帰り協議。
20時半 両院協議会開会
協議会議長抽選(くじ引き)で北澤俊美氏が議長に。
両院議決結果の趣旨説明 参院 福山哲郎 衆院 鈴木恒夫
賛成討論 参院 峰崎直樹 衆院 佐田玄一郎
ここから懇談(つまり議論開始)
22時45分 北澤俊美議長が協議会暫時休憩、明日13時再開を宣言
同日中の本会議はなくなり、禁足が解除される
議事録は通常、「議長くじ引き」から「賛成討論」までは取られ、会議録に掲載される。今回両院正副議長打合会で問題となったのは、その後の実質的討議である「懇談」の議事録を取り、公開するか否かだった。結局この問題、速記は全て取り、公開の是非を両院の議長副議長四名で後日決めることで決着した。
この日私が家に帰ったのは23時半だった。


