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まだ終わっていない足利事件
2011年3月8日 (火) 22:11
午後、月刊「文芸春秋」編集者が来訪。
10日発売の4月号掲載の足利事件連載について意見交換。
連載を書いている日本テレビ清水潔記者は、今月号に相当突っ込んだ記事を書いている。
菅家さんのDNA再鑑定を行った際、真犯人のDNA型が特定されているが
なんと検察側鑑定人の鈴木教授と、弁護側鑑定人の本田教授の鑑定結果が違っておりしかも本田教授の鑑定結果が真犯人のものと合致しているのだという。
清水記者は入念に取材を重ねて真犯人をほぼ特定しインタビューまで行っている。
そしてそうした情報を捜査機関に提供している。
検察は真犯人の精液が付着した被害者幼女のTシャツのみをご遺族に返還していない。
清水記者はその理由として、
Tシャツ付着の精液が再鑑定されれば当時のDNA鑑定法の誤りが完全に立証されてしまいそれらが適用され判決が下された8件の裁判結果が揺らぐ可能性が出るからだとみている。
その中には冤罪が疑われながら被告が死刑となった飯塚事件もある。
やはり検察はご遺族にTシャツを返還すべきだ。
11月に行政監視委員会で行った質疑に続き、近日この件を再度同委員会で取り上げたいと考えている。
それにしても、一体全体日本の検察という組織はどうなっているのか。
先日大阪地検に行政監視委員会として視察に行ったのだが
地検トップの検事正が語る言葉に反省の意識がほとんど感じられず
末松信介委員長以下、一同絶句した。
やはり他者のチェックを受けない権力はどこかがおかしくなる。
検察のあり方については、現在政府で行われているあらゆる検討を注視していこうと思う。
18時から20時まで、東京財団主催の社会保障再検討会議。
ほぼ毎回出席しているが、今日で5回目。
年金制度をどのように再建すべきか、与野党を超えてほぼ考えが収斂しつつあるようだ。
あとは国会で議論を深め、成案を得るべきなのだが。
本会議と野次
2011年1月29日 (土) 21:05
通常国会が始まった。
1月27日、28日と、参議院本会議で代表質問。
昨年の参議院選挙後、本会議場の議席が変わり、私は議場のほぼ中央席に。
ところがこの席、少々問題がある。
自民党席との境目で野次が凄まじく、総理と閣僚の答弁がほとんど聞こえないのだ。
特に、通路を挟んで二つ隣に関西選出の議員。さらにその後方に教員出身の議員。
このお二人を筆頭に、最近の自民党からの野次は容赦がない。人格攻撃に誹謗中傷。
さすがに「そこまで宰相をけなすのか」とげんなりする。
答弁が聞こえないので、翌日の新聞でやり取りを確認せざるを得ないほど。
我々民主党だって、野党時代も今も野次を放つ(温厚な私を例外として)。
しかし野次とはいえ、やはり品格を欠いてはいけない。
最近の自民党からの野次は、「良識の府」参議院としていかにも恥ずかしいと思う。
そんな中、自民党議員の中にも良識的な意見があることを知り、少し安心した。
http://www.taro.org/2011/01/post-903.php
与野党を問わず、他党議員の指摘に耳を澄ます。そして的を得た内容であれば採用し実行する。
お互いにそんな姿勢があってこそ、国民生活に資する政治ができるのではないか。
今後もねじれ国会が続く中、足の引っ張り合いはもうやめたい。
国民のために政治をしよう。
今日の出来事
2011年1月19日 (水) 20:30
12時〜14時 米国シンクタンク幹部と会食
日本の税制、普天間問題、在日米軍駐留問題、日本政治思想等について活発な議論。
16時〜16時半 財務省によるレク(通常国会提出法案説明)
財務省によると、翌年度の税収見通しが立つのは毎年11月末から12月にかけてとのこと。
23年度の税収見通しは40兆円(前年度比3兆円増)。
16時半〜17時 党外交安全保障調査会打ち合わせ
18時半〜 オーストラリア大使館 新年会
明日の早朝5時出勤に備え、今晩は22時に就寝。
訪中報告
2011年1月13日 (木) 22:15
年初から訪中し、北京にて「第四回日中関係シンポジウム」に参加した。
このシンポジウムは世界平和研究所(日本)と中国外交学会が主催しているもので、毎年日中で交互に開催されている。
参加者は日本から大河原元駐米大使、国会議員2名(私と西村康稔代議士:自民党)、大学教授•ジャーナリストが5名、そして丹羽駐中国大使。中国からは唐家璇元外交部長、李肇星外交学会名誉会長(元外交部長)、大学教授らが出席した。
本来は昨年秋に開催予定だったこのシンポジウムだが、尖閣漁船衝突事件で延期されたこともあり、日中双方が尖閣諸島の領有権や東シナ海ガス田の開発を巡り、丁々発止の議論を堂々と行う実に充実したものとなった。私も「両国における国民相互理解への取り組み」のセッションで基調報告を行うと同時に、中国側から提起された新防衛大綱に関する質疑に答えるなど、真摯な議論に努めた。
それにしても痛感したのは、政治体制が異なる両国間の相互理解は容易でないということだ。
例えばある日本人参加者が「日本では政治家がマスコミ論調をコントロールすることなどできない、といくら言っても、相当の日本通である中国人にさせ充分理解してもらえない」と語っていたが、シンポジウムでの中国側参加者の発言にはそうした形跡が垣間見えた。また戦略的であることにかけては人後に落ちない中国人らしく、日本政府の外交政策が極めて戦略的に考察されているはずだという美しい誤解?もあった。
建設的提案をしつつ中国社会の矛盾を丁寧に質すと、的を得た指摘には彼らも反論しない。「引っ越しができない隣人同士」という言葉が双方から何度か出たが、日本の主権を毅然と守り、同時に摩擦をできるだけ緩和する努力を払うためにも、たびたび訪中し相互の理解を深めていきたいと思う。
高校の同窓会
2011年1月2日 (日) 21:06
久々に開催された高校の同窓会に参加する。
40名ほどの同級生たちと再会し、歓談した。
会の終了間際、恩師から話しかけられる。
「長年の教員生活で、将来これを目指すと言って実現したのは教え子の中で4人くらいだ。風間を含めて」
「先生、私、高校時代から将来政治家になるなんて言っていました?」
「言っていたよ。それに文系か理系かを選択する際に、普通どちらにするにせよ文系から2科目、理系から2科目を履修するのに、4科目全部文系から無理矢理取っていたよ」
自分ではそんなこと全く覚えていないのに、恩師の記憶は確かだ。
こうと決めたらそうする(ブレない?)性格はこの頃からのものだった?
年の瀬の陳情に思う
2010年12月31日 (金) 10:00
仕事納めの日、議員会館で仕事をしていると、秘書が慌ただしく陳情査定書を持ってきた。「外務省宛」「至急」とある。この時期に?と怪訝に思い聞くと、内容の性格上とにかく急ぐので直ちに査定してほしいのだという。
見ると、年末年始の米軍夜間離着陸訓練(Night Landing Practice)を控えるよう米軍に交渉されたし、というある自治体からの陳情。NLPは93年から硫黄島訓練施設で行われることになったこともあり、08、09年の苦情件数はゼロとなっている。だが、昼間の騒音測定回数は年間18000回を超えている。
この場合私の立場は、党の陳情査定担当者として内容を判断し、政府(外務省)へ要請することだ。
以前、衆議院補欠選挙の応援で岩国基地近くに赴いた際、米軍機の騒音問題を垣間見たことがある。
その時の経験からしばし秘書と議論を交わす。そして陳情書の背景にある市民数万人の思いを察し、査定書にペンを走らせて外務省への要請を認めた。
普天間、尖閣、北方領土と外交問題が注目された今年。そして日米同盟について多くの国民が考えた今年。
同盟を支えている市民の生活に、深く思いを馳せる年末である。
足利事件「真犯人」の衝撃
2010年10月9日 (土) 09:33
10月9日
午後から新潟県連役員会に出席。新潟市に向かう車中、最新号の月刊誌「文芸春秋」に目を通す。
巻頭特集「緊急特集 検察の罪と罰 新たな隠蔽を告発する 菅家さん冤罪足利事件 真犯人は幼女5人連続誘拐犯」(清水潔日本テレビ社会部記者による記事)が目に。何気なく読み、大きな衝撃を受ける。内容は以下の通りだ。
1)足利事件は幼女5人連続誘拐事件(うち4件は遺体で発見、1件は行方不明)の一つだった可能性が極めて高い
2)しかも真犯人と思われる人物は現在も付近で生活している
3)5つの事件はすべて足利市を含む20キロ圏内で起きており、さらに栃木•群馬の両県にまたがっていたため、両県警の縄張り意識に邪魔され包括的な捜査が行われなかった可能性がある
4)菅家さんのDNA鑑定を行った検査官は、やはり冤罪と思われる飯塚事件(被告は08年に死刑執行)のDNA鑑定を担当した二人のうちの一人。検察(宇都宮地検)は足利事件被害者のシャツ(真犯人のDNAが付着)を現在も保持していると思われるが、もし真犯人を捕まえてそのDNA型が明らかになると、90年代半ばまで当局が行っていたDNA鑑定法が完全な誤りだったことが明らかになる可能性があるため、捜査当局は再捜査に及び腰
5)清水記者は自らの取材を通し、真犯人と思われる人物をほぼ特定し写真も保持している
6)これら写真中には、真犯人と思われる人物が(殺害された幼女に共通の特徴である)丸顔の幼女と楽しげに遊んでいる“現在の”写真がある
新潟県連役員会終了後、黒岩宇洋代議士(法務大臣政務官)に声をかけ、この記事のコピーを渡して膝詰め協議。14日朝の法務部門会議で本件を取り上げるので、法務省として然るべき対応を早急に取ってほしいと伝える。黒岩代議士は対応を確約してくれた。記事には再犯の恐れが強く指摘されており、政治の責任として放置することはできない。柳田法務大臣、岡崎国家公安委員長はじめ関係政務三役に、本件の再捜査を強く要請していく考えだ。
生活記録
2010年10月6日 (水) 23:30
10月5日
7時半 起床、食事(人参ジュース、生姜紅茶、豆乳)、新聞チェック
10時 国会事務所へ 秘書と打ち合わせ
12時〜14時 同僚議員と昼食
久しぶりに天ぷらを食べながら、尖閣漁船事案、
小沢議員強制起訴など意見交換
15時〜17時 資料整理
17時 「民主党港湾振興議員連盟」
沖ノ鳥島(日本最南端)での船舶係留設備建設について発言
19時 買い物 無印良品で食器を購入
19時半 夕食
自宅で手料理 玄米ご飯、みそ汁、キムチ、生卵、ぶどう
21時〜22時 先輩議員の大臣就任祝い
赤坂で約40名の議員が参加
大臣と直接、補正予算や尖閣漁船事案について意見交換
22時半 帰宅
夕刊から小沢議員強制起訴に関わる記事などをチェック、
検察審査会のあり方について資料収集
25時 就寝
10月6日
朝日新聞の尖閣漁船事案続報をチェック
(駅が込んでいて改札に向かう人々に流されそうになりビックリ)
8時 民主党法務部門会議
大阪地検特捜部による証拠改竄問題、
および検察審査会のあり方について、小川法務副大臣に提言
9時 民主党成長戦略・経済対策プロジェクトチーム
経済成長戦略に、予算措置だけでなく世界の余剰資金を
流入させる規制緩和措置を導入するよう、直嶋座長に提言
10時〜12時 メールチェック、資料整理
12時半 同僚議員と打ち合わせ
14時半 秘書と政策資料の収集について会議
15時 同僚議員と打ち合わせ
16時〜17時 尖閣漁船事案について、調査内容をまとめたレポート作成
18時 買い物 夕食の食材を購入
20時 夕食 自宅で手料理
ごはん、味噌汁、キムチ、納豆、タマゴ、タマネギがんも、山芋
ノーベル化学賞受賞のニュースを見ながら、
白髪になってしまった田中耕一さん(04年受賞)に驚く
21時 資料分析、読書(『帝国の落日』ジャン•モリス)
23時半 就寝
臨時国会開会
2010年10月1日 (金) 17:40
本日、臨時国会開会。
仙台、宇都宮の餃子、オバマのアフガン撤退
2010年9月4日 (土) 22:27
9月4日
挨拶回りで前日から仙台へ。
連日代表選の打ち合わせで遅くなり、ここ3日間かなりの寝不足。 でも昨日は21時半から朝7時まで寝て、久しぶりにスッキリ。
7時30分 ホテルで朝食を取りながら読んだ朝刊。以下の記事が強く印象に 残る。
朝日新聞「やましいことはない・審査会は素人…小沢氏「闘争宣言」http://www.asahi.com/politics/update/0903/TKY201009030576.html
読売新聞「競る国会議員票、党員・サポーターは菅氏先行」http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20100903-OYT1T01246.htm
10時 国政報告の場で、代表選挙を巡る状況を説明。
10月に控える検察審査会の意味と、争点の中から財政財源問題(消費税)と普天間基地移設問題について取り上げ、詳しく説明する。 その後多くの方からご意見をいただく。 中には「菅さんを勝たせるために自分には何ができるでしょうか」という率直な質問も。今回の選挙への関心は非常に高い。
14時 仙台からの帰路、宇都宮で下車。
宇都宮の支持母体にご挨拶に伺い、その後駅近くの老舗餃子屋でお土産に餃子を買う。
タクシーの運転手さんが勧めてくれた「みんみん」という店。午後2時を回っているのに、店の前には行列が。 帰宅後食べたが、確かに美味しかった。
15時 再び新幹線に乗り、キンドルでNew York Times、Washington Postの記事をチェック。PostのC•クラウトハマーのコラムが印象に残る。
”Our distracted commander in chief” 「取り乱した最高司令官」http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/02/AR2010090203991.html
アフガニスタン撤退を巡る、オバマの戦略的混乱を鋭く論評した記事。 アフガン情勢は日本外交にも大きな影響を及ぼすので、こうした新聞論調はこまめにチェックするように心がけている。 先日ハーバードで議論をした際も、アフガン撤退を巡りアメリカ国内の世論に大きな迷いがあることを強く感じた。 ブッシュが始め、オバマが引き継いだアフガニスタンでの作戦。アメリカ人はそこに目的と意義を見いだせず、苦しんでいる。2週間前には交代したばかりの現地司令官、ペトレイアスがオバマの撤退開始期限に意義を唱え、先日も海兵隊司令官が「タリバンを利するだけ」と批難した。
オバマは結局のところ内政志向の大統領だと思う。外交経験が浅いこともあり、ニクソンのようなグランドストラテジストにはなれないだろう(上院議員を3年やっただけで大統領になったのだから。参議院議員1期生がいきなり首相になるようなもの?)。果たしてプラハ演説で表明した核廃絶を実現できるのか、疑問と不安が残る。
20時 ニュースをチェックしていると衝撃的速報が。
【ソウル=牧野愛博】韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相は4日、辞任する意向を李明博(イ・ミョンバク)大統領に伝えた。外交通商省が同日、発表した。韓国大統領府関係者によれば、李大統領は事実上辞意を受け入れる考えを示したという。柳外相は長女が同省に契約職員として採用された問題で批判を浴びていた。柳外相は同日、同省を通じて「物議を醸したことは遺憾で、自ら身を引くことにした」とするコメントを発表した。
7月に訪韓した際に朝食をご一緒させて頂いたが、温厚篤実な紳士だった。日本外務省の1Fロビーにも、岡田外相と並んで記者会見する柳大臣の写真が飾られている。こんなことになり、本当に残念。



